産業能率大学 スポーツマネジメント研究所

スポーツイベントへの協賛


今回の授業では、株式会社スリーエフ 広報室長 金子昌司氏をお迎えし、スポーツスポンサーシップをテーマに講義頂きました。

(株)スリーエフは、東京・神奈川・千葉・埼玉で展開しているコンビニエンスストアです。湘南ベルマーレのスポンサーをはじめ、トライアスロン大会等、これまで数々のスポーツイベントへの協賛・協力をされています。





スリーエフの前進は、富士スーパー(現スーパーマーケットFuji)。富士スーパーは、創業者の菊池瑞穂氏がリアカーを引き、商品を売り歩いたことがその始まりです。「売り手に良し、買い手に良し、世間に良し」の『三方良し』を経営理念に、人と人との関係を大切にするのがスリーエフのモットー。お客様に失礼な事があってはならないと、社員は全員お客様から見て失礼の無い服装を心がけることはもちろん、社員が買わないものはお客も買わないと商品は全て率先して購入。そして、お客様に迷惑の無いよう、身の丈の中で活動を行うというのが経営の絶対条件と語る金子氏。以前は、お客様が体調を崩す可能性があるからと、夏場に暖かいお茶を提供していたこともあったと言います。


『三方良し』を経営理念とするスリーエフでは、本部と加盟店との関係も絶対対等でなければならないと言う金子氏。各種協賛についても、加盟店の利益があるからこそ進められるものであり、加盟店が協賛に納得するかどうか、これも重要な問題です。

スポーツの試合やイベント等で、協賛企業の名前が大きく書かれた広告を目にする事はよくあるかと思います。しかし、企業名を広報するだけが協賛の意義なのだろうかと、金子氏は疑問を投げかけ、協賛するスポーツイベントの運営を社員自ら行った事など、これまでスリーエフが協賛してきたスポーツイベントでの取組についてお話頂きました。
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スポーツクラブにとって安定したスポンサーは重要な存在です。特にここ数年厳しい企業環境が続いており、スリーエフにも多くの協賛依頼が来ていると金子氏は言いますが、協賛を通じ企業名を広報することの他に、協賛や支援を通じ、加盟店や社員が元気になれるような仕組みづくりを目指す事、更に社会貢献としてのスポーツ支援に何ができるのか常に問い続ける必要性を語られていました。

スリーエフでは、スポーツ以外のベントでも、TABLE FOR TWO、エコキャップの回収活動、また、中学生の職業体験支援等、様々な社会貢献活動に取り組まれています。経済状況の悪化により、広告費やスポンサー料等は特に縮小傾向になる中、企業理念と共に大切にすべきものが何かについて、そして協賛の意義について考えさせられる1時間となりました。