産業能率大学 スポーツマネジメント研究所

古都京都でバスケットボールを見る - 京都ハンナリーズ観戦記2-2 -


kyouto02.JPGさて、今回の対戦相手は昨シーズンのチャンピオン、琉球ゴールデンキングス。今シーズンも現在首位を走っている強敵です。しかし京都も現在3連勝中、加えてケガで戦列を離れていた元NBAプレーヤーのM.A.ラウーフ選手も復帰し、チームのムードも上昇気流にあります。連勝して地元に凱旋したチームは、大きな歓声で迎えられました。Tipoffの時には入場時に配られたハンナリーズのカラーのパンフレットで会場が水色に染まります。試合前に、子供のミニバスケイベント、選手によるキャンディーの投げ入れサービス等など、様々なイベントの後、試合が開始です。

kyouto02 (1).JPG

試合は第1クォーターから京都ペース。地元の強い声援に後押しされ、結局、琉球にほとんどリードを許すことなく93対76と大勝でした。なので、会場は大興奮。初めてゲームを見にきた人も多かったようで、私の周りの席では「バスケって意外とおもしろいやん」とか「また、こような(京都風イントネーション)」などという言葉が聞こえてきました。

試合後も、監督挨拶、その日最も活躍した選手の挨拶、サイン入りバスケットボールのプレゼントなど、最後まで観客サービスにこだわった演出が目を引きました。

そして今回の試合で最も印象に残っているのは、子供たちの「ガンバレ」「go!ハンナリーズ」というひときわ甲高い声でした。よく見ると、会場には同じユニフォームを着た子供がたくさんいます。「スピードがあって、面白いプロのバスケの試合をより多くの子供に見て欲しい」と多田羅社長はおっしゃっていたように、ハンナリーズは子供を主役として位置づけています。その効果は徐々に表れてくるのではないかと感じました。

「最後発のチームですから、他のチームを参考にしながらも、"京都"という独自色をだしていきたい」と多田羅社長。来年もその進化を確認したくなるチームでした。

研究員 木村剛