研究員コラム
2010年3月 2日 09:31 |
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さて、今回の対戦相手は昨シーズンのチャンピオン、琉球ゴールデンキングス。今シーズンも現在首位を走っている強敵です。しかし京都も現在3連勝中、加えてケガで戦列を離れていた元NBAプレーヤーのM.A.ラウーフ選手も復帰し、チームのムードも上昇気流にあります。連勝して地元に凱旋したチームは、大きな歓声で迎えられました。Tipoffの時には入場時に配られたハンナリーズのカラーのパンフレットで会場が水色に染まります。試合前に、子供のミニバスケイベント、選手によるキャンディーの投げ入れサービス等など、様々なイベントの後、試合が開始です。
試合は第1クォーターから京都ペース。地元の強い声援に後押しされ、結局、琉球にほとんどリードを許すことなく93対76と大勝でした。なので、会場は大興奮。初めてゲームを見にきた人も多かったようで、私の周りの席では「バスケって意外とおもしろいやん」とか「また、こような(京都風イントネーション)」などという言葉が聞こえてきました。
試合後も、監督挨拶、その日最も活躍した選手の挨拶、サイン入りバスケットボールのプレゼントなど、最後まで観客サービスにこだわった演出が目を引きました。
そして今回の試合で最も印象に残っているのは、子供たちの「ガンバレ」「go!ハンナリーズ」というひときわ甲高い声でした。よく見ると、会場には同じユニフォームを着た子供がたくさんいます。「スピードがあって、面白いプロのバスケの試合をより多くの子供に見て欲しい」と多田羅社長はおっしゃっていたように、ハンナリーズは子供を主役として位置づけています。その効果は徐々に表れてくるのではないかと感じました。
「最後発のチームですから、他のチームを参考にしながらも、"京都"という独自色をだしていきたい」と多田羅社長。来年もその進化を確認したくなるチームでした。
2010年2月16日 14:40 |
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Bjリーグ2009-10シーズンに、唯一新規参入を果たした京都ハンナリーズ。古都京都でのバスケットボールの盛り上がりを調べるため、今回は京都ハンナリーズを運営するスポーツコミュニケーションKYOTO株式会社さんにインタビューするとともに、試合を観戦してきました。ここでは1/23に京都市体育館で行われた試合の観戦記をお届けします。
tipoffは18:00ですが、bjリーグでは試合前に面白いイベントがあります。ここに各チームの特色が見えてきます。チアをはじめ、ブースターを巻き込んだ小イベントの開催、チームのカラーを前面に出したグッズ販売、フードにも工夫があって面白いものです。今後観戦される方は、試合の1時間前には会場に入られることをお勧めします。

今回、会場に入ってまず驚かされたのは、LEDを使用した中央の電光掲示板。普通、電光掲示板は点数と時間などしか表示されていないものですが、京都ハンナリーズのものはTVのように鮮明で、ライブ画像が表示されています。ハンナリーズの多田羅社長も、「bjリーグでは初めてでは」と仰っていました。で、この効果が凄い。まず試合前、社長が画面に登場し、観客にご挨拶があり、試合の見所やブースターへのプレゼントの紹介があります。ユーモアたっぷりのあいさつに客席からは、笑いがこぼれていました。試合中もこの電光掲示板は大活躍です。選手のアップが映し出され、オフェンス、ディフェンスの視覚効果と効果音がミックスされ、会場を盛り上げる原動力となっていました。
さらに、観客を引き込む工夫はこれだけではありません。正直、参入1年目のチームでしたので、試合運営についてはどうかな、と思っていたのですが、堂々たるプロのイベントでした。驚いたことが多く、長くなってしまいましたので、続きは次の観戦記2としてご報告させて頂きます。
2010年2月 2日 15:45 |
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久しぶりに東京アパッチの試合を観戦してきました。昨年の冬にニュースとして報じられましたが、不景気のあおりを受けスポンサーの撤退などに見舞われた
東京アパッチは運営会社が変わっただけでなく、選手も大幅に変わりました。その影響がどう出ているのか、ゲームの盛り上がりはどうか、期待しながらの観戦
となりました。
Tipoff(試合開始)45分くらい前に会場に到着してみると、すでに観客が来場しており、東京アパッチ限定メニューのカレーには行列が出来ていました。有明と比べると色々と制約も多いとのことでしたが、改善を目指していたフードの売上はまずまずといったところでしょうか。他方、これも昨シーズンから力を入れていたグッズの販売については少し種類が減った印象です。
今シーズンのホームゲームの大きな変化は、メイン会場が従来使用していた有明コロシアムから代々木第二体育館に変わったこと、そして土日開催ではなく平日開催に変わったことです。観客の入りは、平日の割にまずますといったところですが、もう少し入ると雰囲気が大きく変わるので、もう少し入って欲しかったところです。公式発表は約1000人でした。
さて、今日の対戦相手は京都ハンナリーズ。今シーズンから唯一新規参入したチームです。京都には東京から移籍した岩佐選手もおり、大きな声援を受けていました。試合は接戦でしたが、第4クォーターに競り負けて81-87で敗れましたが、ブースターは熱心に応援していました。
色々な困難を乗り越えて、今シーズンを戦っている東京アパッチ。今シーズンは現在最下位に低迷していますが、昨シーズンまでは2年連続2位という地力のあるチームです。都会のチームというのは運営が難しいところがありますが、是非頑張ってもらいたいと感じました。
2009年4月 7日 09:53 |
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まさか!?のオリンピック競技種目からの除外
小学生の頃や、大人になってからの地域や会社でのレクリエーションで、接したことがあるソフトボール競技。みなさんも身近に感じているスポーツであると思います。また、昨年の北京オリンピックでは日本チームの金メダル獲得によって大いに盛り上がりました。たくさんの方々がTVなどで観られたのではないでしょうか。
そんなソフトボールですが、とくにヨーロッパでは、野球と同じように決してポピュラーな競技ではない為に、2012年ロンドンオリンピックから競技種目から除外されてしまいます。とにかく残念に思います。みなさんも北京オリンピックをご覧になってオリンピックの素晴らしさを感じられたと思いますが、ソフトボールは、スピーディな展開と、距離感の短さという競技性から、プレイしている選手はもとより、観ている人をもスリリングなプレイで熱く魅了させる競技です。
オリンピック競技種目への復活に向けて
現在、国際ソフトボール連盟(ISF)では、オリンピック競技に復活させようと、「Back Softball」というキャンペーンを展開しています。このキャンペーンは、日本だけ、アメリカだけではなく、国境を超えて世界中で活動しています。ベルマーレでも、「Back Softball」の横断幕をJリーグのスタジアムやFリーグのアリーナに掲出し、ソフトボールファン以外にもアピールしました。

2009年3月13日 13:08 |
客員研究員 |
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湘南ベルマーレ・ビーチバレーチームGM
産業能率大学ビーチバレー部ヘッドコーチ 川合 庶
日本でビーチバレーがスタートしてから四半世紀がたとうとしている。
スタート当初の日本のビーチバレーは、当時人気が絶頂だった6人制バレーの選手たちが年に一度のファンサービスで行うお祭り的な行事だった。
特に1987年に初めて開催された第1回ビーチバレージャパンは、4,000人が収容できる仮設スタンドがコートの四方で囲み、それでも入場しきれないファンが長蛇の列を作り、結局1日2回の入れ替えを行って12,000人の観客が連日会場に訪れ賑わいを見せた。
皮肉にもその記念すべき第1回大会を四半世紀たった現在でも追い越すことができていない。
そんなビーチバレーの最初の転機は、1990年に第1回ビーチバレージャパンで優勝し、当時の全日本のキャプテンも勤めていた、川合俊一が27歳の若さでプロビーチバレー選手に転向し、ロスアンゼルスに拠点をおいてアメリカのプロツアーに参戦したことだ。
当時の日本ではビーチバレー自体全く認知されていなかったが、人気・実力的にも日本のトップクラスだった選手がビーチバレーに転向したことで世間の注目を集めた。
2009年2月 4日 14:37 |
客員研究員 |
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トライアスロンとは
1974年、アメリカのサンディエゴで誕生したトライアスロンは、1978年にハワイで参加者15名の"アイアンマン"レースが行われたのをきっかけに世界中に広がり、1981年に鳥取県の皆生温泉で日本初の大会が開催された。現在では全国各地で約200のレースが開催され、国内の愛好者は20万人を超えるとも言われている。
最初に広まった"アイアンマン"は、水泳3.8km、バイク180km、ラン42.2km(計226km)と超長距離の設定だが、オリンピックで採用されているスイム1.5km、バイク40km、ラン10km(計51.5km)の設定は、オリンピック・ディスタンスと呼ばれ、2-4時間の競技時間ということもあり、この距離で行われる大会が最も多い。オリンピック・ディスタンスの1/2で行われるスプリント・ディスタンスは、ジュニアや初心者向けの大会などで多く採用されている。オリンピックでは、2000年のシドニー大会から正式競技として採用され、2008年北京オリンピックでは、女子のレースで日本人初の入賞(5位)を果たした。
トライアスリートの悩み
オリンピックに出場するためには、世界各地で開催されるシリーズ戦に出場し、世界ランキングをあげる必要がある。世界転戦をする資格を得るために日本国内各地で行われるシリーズ戦に出場し、好成績をあげる必要もあり、トップを目指す選手には、国内外の遠征が必須条件となる。
同じ個人競技である陸上競技とは違い、実業団チームは国内に2チームしかなく、選手は個人で活動するか、クラブチームに所属している。トレーニング時間が他の競技に比べ長いため、仕事やアルバイトをしながらの競技活動はとても難しく、遠征費を捻出するために、トレーニングの時間を削ってアルバイトをしている選手もいる。オリンピック種目とは言え、選手やクラブにスポンサーとなる企業も多くなく、スポンサー収入だけで十分な活動ができている選手は、国内では15人程度で、厳しい環境の中で競技力向上のための活動を行っている。
また、トライアスロンは、トップアスリートが出場するレースに、年代別(エイジグループ)のレースが設定され、毎年行われる世界選手権にも一般愛好者が世界各地から出場する。
トライアスロンは、参加費が小さな大会では15000円前後、大きな大会では35000円前後と高額であり、自転車やウェットスーツなど高額な機材も必要。また、公道を利用して行うため、都市部ではなかなか道路の使用許可がおりず、地方で開催されることが多いため、交通費や宿泊費もかかるため、トレーニングの時間の確保とともに、経済的にも負担も一般愛好者の悩みの種となっている。
2008年12月 2日 09:31 |
客員研究員 |
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プロリーグ発足のルーツ
Jリーグが開幕したのが1993年であり、今シーズンで16シーズンを終えたこととなる。その間、平均の観客動員数、プロチーム数、プロ選手数、マーケット規模等、すべての面で順調に増加してきていると言える。また、ワールドカップを韓国と共に開催し、アジアで初のこの大会も大成功に終わった。わずか20年足らずの間にこれだけの発展を見せたプロリーグは、世界を観ても例がないのではないだろうか。
日本のJリーグがヨーロッパや南米の歴史と伝統のあるプロサッカーリーグと大きく違う点は、自然発生的に生じたものではなく、プロリーグという箱が創られてから、その中身を密にそして質の高いモノにしなければならないという点だ。たとえば、イングランドの場合、サッカーの試合が各々のエリアで行われるようになり、グランド周りの観客席を囲う柵や簡易の席を作るために来場者から料金を徴収するようになったが、そんなコストを遙かにしのぐ収入が得られるようになり、そのお金がより立派なスタジアムの建設や選手の報酬へ当てられるようになった。それがプロ化への始まりだそうだ。サッカーの質や人気がすでに高いレベルで存在し、その後ルールが制度化され、プロ化が進んでいったということだ。言い換えると、自然の歴史の流れにそったプロ化であり、必然であった。
一方の日本では、ワールドカップ開催・出場の為、国のサッカーのレベルを向上させ世界と戦えるようになるためのプロ化であり、ある意味、手段の一つとしてプロ化がなされた。Jリーグが出来、選手のメンタリティーや環境が大きく変わったことで代表チームも強くなったし、ワールドカップにも常連出場国となることができたことは誰も否定しない。しかし、それが為に抱える問題も少なくない。
2008年10月28日 15:16 |
中川直樹 |
研究員コラム
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10月11日の土曜日に、日本スポーツマネジメント学会第4回セミナーに参加した。『日本のスポーツはどこへ向かうのか?』をテーマに、3名の講師が登壇された。
北京五輪の総括1:
スポーツビジネスの立場からは、ミズノ株式会社専務取締役 上治丈太郎氏が講演された。
今、国内市場13億人とも14億人とも言われる中国向けのビジネスは、どの企業にとっても非常に魅力的であるので、各市場の争奪をめぐっての競合が激しさを増している。スポーツメーカーも例外ではなく、日本メーカーはWorldwideメーカーをはじめ中国メーカーとのしのぎの削り合いを繰広げており、決して楽観視できる状況ではない。
上治氏は、スポーツメーカーにとって最大のブランド訴求の場であるオリンピックでのビジネス戦略について、今年行われた北京五輪での実例を挙げ、分かりやすく解説されていた。また、水着問題に揺れた日本競泳選手団であったが、この問題の真相はFINA(国際水泳連盟)が07年11月に突然の競技規則の改定を行ったことに端を発した、情報収集戦の出遅れの結果であったとの報告をされていたのが印象的な記憶として残っている。
2008年10月17日 15:44 |
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「研究員コラム」では、プロスポーツの第一線を活躍している専門家を客員研究に迎えているスポーツマネジメント研究所から、スポーツとマネジメントに関わるコラムを掲載していきます。